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健が地面を蹴ると
「健殿、帰るまで待つのですか?」
「彼女の学校へ行こう」
「何処の高校だか分かるんですか?」
「白川君に聞いてみる」
「はい」
小雪は返事をしたが黙って健に付いて行くだけだった
「あっ、小雪。抹茶ソフト後で食べような」
「父上が言っていた事ですか?まだ食した事が無いので分かりませんがありがとうございます」
「そうだったな。ええと京都環境大学に行くにはここから四条烏丸まで戻って阪急京都線に乗って桂駅まで30分そこからバスで10分だ」
「はい」
小雪は次々に判断して決める健がとてもたくましく思えた
「健殿、大学は何時からですか?」
「9時頃だろう、そうか早いな。桂駅で朝飯食べよう」
「はい」
2人は桂駅でフライドチキンを食べるとバスに乗った
「健殿」
「うん?」
「今食べた鶏肉美味しゅうございました」
「ああ、そうか良かったな」
小雪は少女らしい嬉しそうな顔をした
2人が京都環境大学に入り剣道部を探したやっとの事で道場を見つけ部員に声を掛け
白川を探してもらった
それから、1時間後白川が健たちの前に現れた
「すまんすまん、授業中だったので」
「いいえ、こちらこそ突然」
「うん、突然だ。それで?」
「この前の大会で会った元冷泉瑠奈さんに会いたいんですが」
「彼女に何の用だ?」
白川が驚いて聞いた
「うん・・・」
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