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「雨宮君、服部さん。今部員を集めているからちょっと学食で待っていてくれなか?」
「はい」
2人は学食で紅茶を飲みながら
「どうして、私が手合わせをするんですか?」
小雪は健の行動が不思議だった
「仲間を増やすためだよ」
「仲間?仲間は4人では」
「いや、これから世界中の人に地球の危機を知らせなくちゃいけないんだ少しでも僕達を信じてくれる人が欲しい」
「そうですか、今度は忍術を使います」
「えっ?じゃあ昨日は使っていなかったのか?」
「はい、決め事が多いので」
「分かった、ルールは交渉する」
「ありがとうございます」
「みんなを驚かそうぜ、小雪」
「はい」
11時半過ぎに大学に居る部員が道場に集まった
「白川さん」
「はい」
「彼女の流派は特別だから多少の浅さは勘弁してもらえないか?」
「うん、まあ彼女ごときにうちの部員がやられるとは思わないから大目に見よう」
「ありがとう」
試合が始まると相手はオーソドックスな中段に構え小雪は左下段に構え手首を返し剣先を後ろに向けた
「おい、忍者みたいだな」
白川が言うと健は返事をした
「うん」
小雪は相手との間合いを詰めながらすばやく下からすくい上げる様に篭手を叩き一歩踏み込んで胴を叩いて後ろに回ってジャンプして面を叩いた
「すごい!1本!」
白川は小雪のスピードに驚いて声を上げた部員は
「ええっ?どうしてですか?」
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