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部員は白川に聞いた
「馬鹿やろう、後ろから面を叩かれるなんて最低だ」
「でも、彼女が早くて」
部員が言い訳をすると
「ほら、後1本だ。やられるなよ」
しかし、部員は悩んでいるうちに抜き胴を決められた
「おいおい、彼女は何流だ?」
「伊賀流、服部半蔵の正統な子孫です」
「おい、凄いぞ」
「俺も」
白川は防具をつけると健は小雪に
「あいつの得意は篭手から突きだ、だが小雪の構えは下段だからいきなり突いてくるかも知れない」
「分かりました」
小雪は左下段に構え息をゆっくり吐きながら2メートルほど右側に飛び込むと体を低くしたまま体を1回転させて白川の胴を打ち目の前で前転をして白川の左に回りジャンプして白川の面を打った
「1本!」
白川は自分で声を上げた
「まいった、君のスピードには」
白川は小雪に頭を下げた
白川が着替えると元冷泉瑠奈からメールが来た
「今お昼休みです電話をください」
白川は直ぐに電話を瑠奈にかけると
「白川さんどうしたの?」
「瑠奈さんに東京からお客さんです」
「誰?もしかしたら雨宮さん?」
「どうして分かったんですか?」
白川は驚いて聞いた
「彼は我が家のお客様なので家の方へ来てもらってください」
「は、はい。ではお連れします」
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