覚醒

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「すると、雫は?」 「水を操る力です」 小雪はすべてを感じ取った 「僕は何も無いのか・・・」 「いいえ、健殿はその力すべてを刀から放出できる力を持つはずです、東京にある刀を持てば」 「そうか」 そこに、義成が戻ってくると 「健君、君が持っている刀に付いていた鍔がここにあるこれを附けたまえ」 鍔を健に渡した 「はい、ありがとうございます」 そこに健の元に雫から電話があった 「お兄ちゃん今何処?」 「上賀茂神社の近くに居る」 「私、麻里子と今清水寺に来ているの」 「えっ?」 「朝、学校に行くふりしてバスに乗っちゃった」 「ま、麻里子ちゃんも・・・今迎えに行くそこで待っていろ」 「はーい」 健が電話を切ると義成に向ってすまなさそうに話をした 「今、妹が京都に来ています」 「よし、直ぐに出かけよう」 義成は笑みを浮べ 「一緒に?」 「ああ、車で行った方がはやい」 「ありがとうございます」 「それで何処に行んだ」 「清水寺へ」 「清水寺?」 「ええ、色々事情がありまして」 「あはは、良かろう」 ~~~~~~~
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