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朝、いつも通りの時間に学校に登校した俺は教室に入った途端に大きく溜め息をもらした。
毎朝腰掛けるはずの窓際の席にはもう先約がいて、そいつは机に突っ伏してスヤスヤと寝息をたてていた。
寝るくらいなら早く学校にくんなよな。と呆れながらもそのあどけない寝顔に俺の口元は緩む。
あの、雨の日から藍沢は早朝登校が日課になっていた。
俺とずっと一緒がいい!と無邪気に言うけどそんな無理しなくてもといいんだけどなー…
人差し指で頬をつつくと藍沢がヘラッ幸せそうに微笑む。
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