俺の、となり。

おまけ

…は？

今コイツ何て言った？

『…そーかよ、北山さんと放課後一緒にいるから俺とはいれないってか…フッ………どうせ俺はうぜー奴だしね…』

『あのー何で知ってるんですか…』

グチグチと１人ダークなオーラに包まれた藍沢へ俺は冷静に尋ねた。

北山さんに告白されたことを誰にもいった覚えないのに何故コイツは知っているんだ…

暗くやさぐれた藍沢がチラリとこちらを見てから『ケッ…知ってちゃわりーかよ』と吐き捨ててきた。

『…………北山さんに聞いたわけ？』

俺と何を話してたのかをわざわざ彼女に聞いたのか？

『ちげーし！立ち聞きだし！』

ジトリと睨む俺へ藍沢は何故か偉そうにふんぞり返る。

立ち聞きのほうがたちが悪い気がするのは俺だけか。

『お前、俺の後付けてきてたの？それならそうと早く言えば良かったのに…』

まったくしょうがない奴だなー…そう思うのに俺はふてくされる藍沢が可愛くていつのまにか微笑んでいた。