魔砲戦争HR

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「あら、棋道信司?」  五組の教卓に立っていたのは上品な佇まいが印象的な女子生徒だった。名前は確か、上之宮玲奈(うえのみやれいな)だったか。 「どうやら一人みたいですわね」 「あー、まあな。とりあえず話でも……」  既に他の生徒達は揃いも揃って巨大な砲を俺へと向けている。宙に浮くそれが精霊を撃ち出す砲台、魔砲(まほう)であることはこの学園に通っている者ならば一瞬で理解できよう。
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