~20~

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俺は苦しむ夕李を抱き上げ奥へとすすむ 朔・優「希羅!!」 櫂とのやり取りを見ていた朔夜と優磨が声をあげた 希「・・・・席はずしてくれないか・・・?」 俺が言うと二人はなにも言わず部屋から姿を消した 俺はゆっくり夕李をベットに下ろす 希「・・・夕・・李」 夕李の髪を撫でる ビクッ 夕李の体が強張った 苦しみながら夕李はうっすらと目を開き俺をみた 夕「・・・希羅・・さん?」 夕李が俺の名を呼ぶ 俺は一瞬笑みをもらす ゆっくりと頬に手をすべらせその手で軽く顎を支えた
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