860人が本棚に入れています
本棚に追加
唇を離し首筋に顔をうずめ舌を這わせると夕李の甘い吐息が一段と大きくなった
夕「アッハアンッ」
甘い吐息は俺の理性をどんどん掻きむしる
規則ただしく脈うつ首筋を何度も優しく愛撫した
ドクン・・・
俺の中の吸血鬼の血がさわぎだす
甘い香り・・・・
夕李の・・・・・・血の臭い
ふと視線は赤い薔薇の刻印に止まった
早く・・・
夕李を・・・・・助けなければ
俺は刻印に触れた
バチッ!!
希「痛っ!!」
夕「嫌!!」
刻印から魔力が放たれた
まるで夕李に触れるなとでもいうように・・・・
夕李は目を見開き俺を見たその瞳は恐怖で満ちている
夕「やだ・・・櫂じゃない!!あなたは櫂じゃない!!」
夕李が急にあばれだす
俺は夕李を押さえ込み
刻印に口づけをした
希「ツッ!!」
夕「いやぁぁ!!」
俺の体にも夕李の体にも激痛が走る
夕李の体を強く抱きしめた
俺は夕李を見つめる
夕「やだ・・・離して・・何するの」
希「・・・・夕李」
俺は夕李の足の間に入り足を広げる
夕李は恐怖に満ちた瞳を俺にむける
夕「やだ!!やめて!!櫂!!櫂!!助けて櫂!!」
希「・・・・・・夕李・・・愛してる」
俺は夕李の体に身を沈めた
夕「嫌ぁぁ!痛イィ!!」
希「痛っ!!」
体に走る激痛
切り裂き砕ける散るような感覚
まるで生き地獄・・・
最初のコメントを投稿しよう!