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美嘉が死んだ…
ある日そんな変な夢を、
亮は見た
何故か砂漠の中を
ジープで走り
迷いながら美嘉の街にたどり着く。
有り得ない物語
だから夢…
美嘉の街で
最初に通されたのは黒い墓碑の前。
十字架の下に…亮には読めるはずのない英語の文字。
“マイラブリー ミカ ここに永遠に眠る”
そんな事が描いてあったように思った。
美嘉は、本当に遠くへ行ってしまったんだ
亮はそう思った。
その後、何故か普通に食事をする夢の中の亮。
何故死んだのか、その訳を知ろうともしない。
さよならの言葉もなく…
夢はそのとき覚めた。
目が覚めたその時、気が付いてみれば…
かつてあこがれていた女性が亮の胸の中で眠っていた。
しっかりと亮の掌を握りしめて…
レースの付いた薄いショーツのおしりをあらわにして…
赤ちゃんのような軽い寝息を立てていた
そして…また夢が覚めた…
亮の現実がそこにあった
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