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アクア「友達になってくれる?」
雫「…………もち」
アクアが恥ずかしがりながら聞くと、雫は何食わぬ顔で返す。
少し経つと、二人が魔法陣から戻ってきた。雫の手の甲には魔法陣が刻まれている。
これが使い魔との契約の証。その魔法陣を媒体に使い魔を呼び出すのだ。
舞「次!神崎!」
呼ばれた美弥は魔法陣まで行き、小太刀で傷をつけて血を垂らす。
雫の時より強い光。
美弥が呼び出したのは羽の生えた白い馬、ペガサスだ。
ペガサスは最上位の使い魔で、光の使い魔の中では天使の次に力をもっているとされている。
流石王族とでも言おうか。
美弥「早速だけど、名前と契約方法は?」
「我の名前は"カイラ"。契約の条件として我の羽根をもっていろ。それは光の守護器となり、そなたに迫り来る闇を払う」
美弥が尋ねると、ペガサスは低い声で答え、すぐにかえって行った。
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