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う~んやばいな。
そう思ったのは空だった。徐々にだが押され始めていた。長い刀を操るのは相当体力を使う為である。
しょうがないか……
そう思った空は女性と距離をとる。女性も少しだが息をきらしている。
「降参ですか。まぁ、はじめから天使を相手にして勝てる訳がないのですが」
空「これな~んだ?」
そう言ってのこりの制御魔具のブレスレットを見せる。女性の力を見るために力を合わせようと、一つだけつけたままの物だった。
女性は冗談だと思いたかった。だがブレスレットを外した瞬間、少年はそこから消えた。
理解した時には肩を刀で軽く叩かれ、少年の声が背後から聞こえる。
「僕の勝ち」
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