†魔武器・使い魔†

30/48

14557人が本棚に入れています
本棚に追加
/433ページ
空「あのさ……天使って事隠せない?実はこれ、学園の授業なんだよね。むこうでは普通の生徒やってるんだ」 制御魔具をつけながら上目遣いで控えめに尋ねる。天使長ともなれば、プライドを逆なでする可能性も否定できない。 するとミカエルは微笑み、強い光に包まれたかと思うと白い鳩になった。 足元に魔法陣が現れる、あちらに戻るための物だろう。 ―――――――――― 空がゆっくりと目を開けると、クラスの全員の視線が注がれているのに気付いた。 担任が近寄って来て、"説明して"と言わんばかりに鼻をならす。 空「ぇ……っと。こいつがシャイだったんだよ?」 何とか言い訳(相当苦しい)を思い付くが、嘘に慣れてないので語尾が上がってしまった。そそくさと美弥たちの方に戻っていく。凄い使い魔が出てくると思っていた生徒達は動物霊だった事にがっかりした様だった。
/433ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14557人が本棚に入れています
本棚に追加