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大和「おいっ。帰るぞ!悠介も、見とれてんな」
大和が空と悠介の頭を軽く叩くと、それにより意識を取り戻す空と悠介。美弥と雫たちはすでに出入口の扉の近くで待っていた。大和も美弥達のもとへと歩きだす。
空「大和待ってよ!」
空も大和を追って駆け出すが、悠介はその小さな背中を見ていた。
――――――――――
帰り道。それほど時間はかからなかったのか、まだ太陽は高い位置にあった。
四人と一人は寮へと歩いていた。話題は落ち込んだ様子で皆と距離を置いて歩く悠介。
雫と大和は何となく知っていたが、空と美弥はさっぱり解らない。
空「悠介どうしたの?」
空が首を傾げて美弥に尋ねる。
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