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悠介は黙ったままで、空を見ていた。
そして突然、空を指差したかと思うと大きな声で宣言した。
悠介「空!!今日からお前と俺は仲間であり、ライバルだ!」
……?
空にはよく解っていなかったが、悠介はそれだけ言うと自分の部屋に帰っていった。
すると横の部屋から"くすくす笑い"が出てくる。
空が「どういう意味だったの?」と尋ねると大和は「美弥だよ」とだけいって部屋に入っていった。悠介は美弥が好きなのである。昔からというわけではなく、つい最近からなのだが。そして悠介は先程空も美弥に見とれていた事から、空は恋敵と判断したのだ。
美弥?どうして悠介とライバルになんなきゃいけないの?
眠たくなってきた空は考えるのをやめ、自分の部屋まで転移する。
ふらふらとよろめきながら寝室へと向かう。
何かしないといけない事があったような気もするが、眠気によって頭が働かない。
そしてベッドに入り込み、眠りに落ちた。
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