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五人が高原を歩いていると、ふいに後ろから叫び声がした。
悠介「なんで置いてくんだよ!!」
「……ちっ」
悠介「あれ?今のって舌打ち?しかも雫??」
空達の表情を見る限り、雫以外は素で忘れていた様だ。
うるさいのが一人増え、六人は岩山に差し掛かる。
ここからは魔物も出てくるので、周りに注意しながら行動しなければならない。
すると先頭を行っていた悠介が、頂上で急に立ち止まる。
悠介「……囲まれてるな。……三、いや四匹か」
悠介の声に雫と美弥も反応し、辺りに気を配る。
その反応の遅さに空は呆れるばかりだった。
気付くのが遅いし
数も間違ってる
魔力がいくら高くても、全く活かせてないじゃないか
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