†任務†

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足元に気配。 咄嗟に悠介を蹴り飛ばし、美弥を抱き抱えて横に跳ぶ。横では大和が雫を抱いているのが見えた。 地面から現れたのは、岩を繋いだ巨大な人形の様な魔物━━━ ゴーレム。 一体でもAクラスの魔物だ。 黒飛「ゴーレムですか。それならこの平地も納得できますね」 黒飛は空達とは反対側に跳んだ様だ。美弥と悠介が武器を構える。 美弥「大和と空は手出し無用よ!私達だけでやってやるんだから!」 そう言って美弥は突っ込み斬り付けるが、傷がつく程度。大和も大剣を振りかぶってゴーレムの腕に落とすが、三分の一程で止まってしまう。 二人の後ろでは雫がゆっくり詠唱していた。 雫『全てを飲み込む水よ その姿を変え 敵を閉じ込めよ "アイスプリズン"』 へぇ、氷の上級魔法…… 二年生でも使える人はいないと思ってたけど
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