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午前7時頃。昨日早めに寝たためか、空は気持ち良く目を覚ました。
起きると同時に、優しい光が目に入る。そして、ベッドから出ている金色の髪を見つけた。
…………あれ?
魔法陣消したよ……ね?
昨日確かに魔法陣は壊したはず。おそらく美弥ではないだろう。だとしたら……
そう思って空は中をたしかめる。
「…………ミカエル」
寝ていたのは天使長のミカエル。空の声に目を覚まし、ベッドの上に正座する。
ミカエル「空様すいません!勝手に潜り込んでしまって。でも、空様なかなか呼んでくれないし、空様もいろいろと大変でしょうけど、私……」
泣きそうになるミカエルをなだめ、謝罪をする。そして鳩の姿になったミカエルを学園へ連れていく、という条件も呑んだ。
空は嫌がったのだが"空様"だけはやめさせる事はできなかった様だ。
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