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修業六日目。
空と美弥は組み手をしていた。
空は美弥の小太刀と打ち合うため、普通の刀を使っている。空が刀に魔力を纏えば、かなりの強度にはなる。
美弥は大分制御魔具に慣れ、いつも通り動ける様になっていた。
金属がぶつかり合う音が響く。
空「さっきから守ってばっかりだ!」
空の速い攻撃に、美弥は守る事しかできていない。空が攻撃を止めて距離をとる。
空「全然だめだな。相手の攻撃を馬鹿正直に受け止めるだけだ。魔武器を生かせていない」
どう見ても美弥は満身創痍。だが今休ませる訳にはいかない。
そろそろか………
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