14557人が本棚に入れています
本棚に追加
雫「悠………加勢する………よ?」
どうやら美弥の何かが雫のS心に火をつけたらしい。
雫は真っ直ぐ美弥を見据えて微かに笑っていた。
美弥「おもしろくなりそうね………」
雫が矢を三本放つ。
三つの矢は全て性質が違うらしく、速度が異なっている。美弥は魔力が付加してある二つの矢を避け、普通の矢だけを弾く。
そして後ろからの悠介の一撃を避けて、近付こうとすると、矢が飛んでくる。
美弥の頭には、雫を先に戦闘不能にするという選択肢はないのだろう。距離をとっても体は悠介の方を向いている。
雫がまた矢を放つ。大型の水の矢だ。
それはたいしたスピードではないため、美弥は気にせず悠介に攻撃を仕掛けに行く。
しかし美弥の意識が矢から外れた瞬間。矢が数十本に分裂し、急激に速度を増して美弥に襲い掛かる。
最初のコメントを投稿しよう!