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半分悔しそうな、半分楽しんでいるような声がした。
怨蝶「おやおや。実に惜しい。最も高貴な者が堕ちる所を見てみたかったのですが。
それはまたの機会ですね」
大和「てめぇ。逃げられると思って………」
手が出せなかった。
怨蝶はいつの間にか、美弥を抱き抱えていた。
隣では動けば殺すと言わんばかりに、水月先輩が氷の刃を向けていた。
怨蝶「"これ"であなたは確実に堕ちる事でしょう。
何も殺すと言う訳ではありません。
あなたがやって見せた様に、死よりも惨い事は山ほど有りますしね」
そして、三人は転移して行った。美弥を連れて。
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