†新たな日常†

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火渡「めんどくせーな。あー………っと属性から。属性には火・風・水・地・雷・光・闇の7つがあり、光と闇はとても珍しい。水は火に強いという様な属性同士の優劣もある。人は生まれながらに得意な属性を主属性と言い、1つか2つ持っている。そして過酷な修練などにより後天的に修得できる属性が1つだけあり、準属性と言われるが、まぁ学生の内には到底無理だろう。 次は魔法について……か。魔法は大気中に散在する魔粒子と呼ばれるものと、自らの魔力を混ぜ合わせる事によって発動する。詠唱は魔粒子と魔力の融合を手助けするものであり、詠唱なしで発動させるには"繊細な魔力コントロールが必要となり、これは詠唱破棄といわれる。 魔法の威力にも分類がある。威力の弱いものから下級・中級・上級・最上級・神級・禁忌となっており、上にいくほど詠唱は長くなり、魔力コントロールも難しい。禁忌魔法は特別で魔力と共に何かしらの代償を伴う。まっ、現在神級を使えるのはSSSと一部のSSくらいだな」 「これで良いか?」そう言って座る。見渡すと皆唖然としている。 実は完璧な説明に驚いている訳ではなく、ほぼ謎とされているSSSの情報。その最後の一言に皆の意識は奪われていた。
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