†新たな日常†

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皆口が開いたままポカンとしている。空は状況すら解らない。 舞は皆が驚く間もなく教室から追い出していく。空も慌てて皆について行こうとするが「あなたは残るの」と舞に笑顔で止められる。 空は大和のくすくす笑いが再発しているのを確認すると、とりあえず頭を殴る。 舞「では空くん。答えて欲しいのだけど、あなたのお母様が"天の導き"のマスターというのは本当ですか?」 空は一瞬「何故?」と思ったが、すぐにこいつだろうと痛そうに頭をおさえている大和に冷たい目を向ける。 空「はぁ……そうですけど」 空はもうどうにでもなれと思いながら肯定する。 舞「本当に《疾風の姫》様の!?だったらもしかしてあの《白翼》様とも知り合いなの!!??」 自分の二つ名が出てきてドキッとする。 舞は同じ風の使い手として《疾風の姫》を尊敬しているが、実は《白翼》のファンであった。
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