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「次は私ね」美弥はそう呟いて魔鉱石に魔力を注ぐ。
光が止んだと思うと、そこには短めの刀が二本握られていた。
美弥「これはなに?」
空「へぇ珍しいね。これは小太刀(コダチ)だよ。
小太刀は刀剣の一種で、通常の刀よりも短い。それによって防御に特化しているんだよ。相手の剣を受け流して、自分の攻撃に繋げるんだ」
空が美弥に説明する。
美弥は納得したのか小太刀を愛おしそうに見ている。
空「最後は僕だね!!」
空がそういうと三人の視線が集まる。三人は空の実力どころか、どのような武器を使うのかすら知らないため興味津々だった。大和はたいして興味無さそうだが。
空は目を閉じ、集中する。少し経つと周りの音すら入って来なくなった。自分のなかに魔力の結晶を凝縮していき、それを魔鉱石に注ぎ込む。
普通ではない量の光が手の中から洩れる。
そして光が止み、空が持っていたのは……
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