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何も見えない
何も聞こえない
何も匂わない
何も触れられない
何も…
とても真っ暗な世界。その真っ暗な世界に一人の男がふらふらと歩いている。
そして何も感じないはずのこの暗黒の世界で苦しみだけがこの男を飲み込む。
『たす…けて…』
『GAaaaaaa!!…イタイ…イタイ…』
『あはは☆この苦しみは私だけのもの…』
『バラード様…』
悲痛の声が男の耳を覆う
「やめろ…誰だ貴様達は!!消えろ…消えろー!!」
『五月蝿い…糞虫』
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