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ルイはライトの特殊な力に気づいてはいたが、触れなかった。
自分はライトの世話係兼友人として存在するのだ。
ライトから打ち明けられるまでは何も言うまいと決めていた。
ある日の朝、ルイはライトの寝室の扉をノックした。
…返事は無い。
「失礼します。ライト様、街へお出かけになる時間です。」
ルイはライトのベッドへ歩み寄った。
ライトは気持ち良さそうに寝息を立てている。
「では、街へは私が代わりに行ってきますね。」
ルイは寝ている主人に伝えて寝室を後にした。
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