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「高杉ーー!!!!」
銀時は勢いよく跳ね起きた。
「また、あの夢か…。」
自分が行くのを断ると、最後は決まって高杉が斬り殺される。
しかも殺すのは土方―。
「ホント胸くそ悪いわ…。」
銀時は深い溜め息をつき、布団から出た。
「………高杉…。」
窓を覗きながら口にしたのは愛しい人の名前。
何故か銀時の脳裏にはさっきの夢がよぎって仕方がない。
―高杉が俺の前から消えるんじゃないのか?―
一度思ったら、その考えばかりが頭に浮かんで落ち着かない。
不安からズッと部屋を歩き回っている。
銀時は高杉に会うべく、銀時はいつもの着流しに着替えて、家を後にした。
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