プロローグ

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  「暇だな。」 ふて腐れながら、そう呟いた彼の名前は、畑山四郎。二十歳。 休日の昼間に、特にこれといって用事もない為、自宅でノンビリとくつろいでいた。 十二月だというのに、外を降るのは雪ではなく、冷たい雨。 POPで明るいミュージックを流していようが、気分は憂鬱になる一方である。  
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