プロローグ

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  ふと充電中の携帯電話に目を向けると、一通のメールが受信されていることに気がついた。 チカチカと光っている。 暇とは言え、メールを確認することさえも面倒臭く感じてしまう四郎は、アクビをしながら仕方なく携帯電話の画面を覗いた。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 無料SNSサイト! ブログ・掲示板・メール 様々な機能が充実★ 友達を誘って遊ぼう! __________ 文面を最後まで読む気にもなれず、呆れてため息をつく四郎。 友人Aからのメールだった。 言わずもがな、無料SNSサイトへのお誘いらしい。 「あいつも暇人だな…」 とは言うものの、自分だって歴とした暇人そのものだ。 四郎はあまり乗り気ではなかったが、試しに入会してみることにした。  
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