羽を広げた日

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「ビックリした?ホントに来ちゃって」 「さつきなら、来るって言ったら絶対に来ると思ったよ」 そんな会話をしながら 私と祐治は数分歩き たどり着いたのは 一人暮らしをしている祐治の部屋だ。 祐治は 私よりひとつ年下の大学1年生。 私たちは 幼なじみの くされ縁で お互いにとっては 姉弟(きょうだい)のような存在だ。 祐治は 大学進学と同時に 地元を離れ 私たちはこの日 約半年ぶりの再会だった。 どうして今 私がここに居るのか………
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