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ある日私は
一人で映画を観に出かけた。
観る映画は
何でもよかった。
あの
広くて暗い空間で
大きなスクリーンと
リアルな音に包まれていると
それだけで
なんだか
気分が落ち着くのだ。
映画を観終わった私は
近くのコーヒーショップに入り
隅っこの席に座った。
ボーッとしながら
コーヒーを飲んでいると
そんな私の目の前に
一人の女性が
相席をしてきた。
少し驚いて
顔を上げた私の目に映ったその女性は
清美だった。
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