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この店は
清美と一緒に
普段からよく来ていた。
出勤前にお茶したり
休みの日に来て
ずっと話し込んだり
そうやって
私たちは
ここで一緒に過ごすことが
生活の一部のようにもなっていた。
「キヨ姉………アタシが居ない間も、ここに来てたの………?」
清美は
ふふっと笑って頷いた。
そして
清美のその目に
涙が浮かんでいたのを
私は見付けてしまった。
「サツキ………無事だったんだね。………よかったぁ」
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