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長い金髪を頭の天辺で結っていて、目はスカイブルー。
形のいい唇には紅い口紅。
豊満な胸に細い腰、すらりとした長い脚…陶器のような白い肌…
誰もが惚れてしまうであろう美貌を持つその女はこの店で働く店員の一人、ルーシー・イルヴァである。
「おぅ…遅かったなぁ」
「あら?ウェルターおじいちゃんじゃないいらっしゃい」
(無視かよ…)
ニッコリとウェルターに微笑むルーシー。
谷間を寄せながら…。
ルーシーは際どい服をとても好む。キースもたまに目のやり場を困らせることも少々…
「ふぉっふぉっ、ルーシーちゃんのお昼ご飯をご馳走になってもいいかのぉ?」
「もちろんよ♪ちょっと待っててね?」
「早くしろ~腹減ってんだ~」
「うっさいわね~わかってるわよっ」
ふんっと言うように顔を背け買い物の紙袋を抱えてキッチンの方に消えて行った。
キースに対して何処か冷たい。
暫くしてまた出入口のベルが鳴る。
「…ただいま…」
今度は紫の派手な髪色をした長身の眼帯の男が立っていた。
右頬には赤い涙の入れ墨で…両手には食材が多く入った紙袋を持って…
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