prologue.

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  「………」 ジルバはキースの部屋に入り、シケモクの積まれた灰皿を手に取るとそそくさと下の階に降りて行く。 何故そんなことをするか… キースを部屋に引き篭らせないためと… …店番を押し付けるためである。 彼は部屋で何をしているかわからないが引き篭ると半日も出て来ない時があるのでいつもそのお供のシケモクが積まれた灰皿を確保して、ジルバは自分の時間を確保するのだ。 「ペペロンチーノ…冷める…サラダも無くなる…」 ジルバもまた階段を降りる。 「「「いただきます」」」 「!」 揃った掛け声を聞き、ジルバは階段を駆け降り、レジへと走りこう叫ぶ。 「まだいただきますするなっ」 無愛想な少年の役割は… 料理の手伝い 店長の目覚まし係 これまた店長の引き篭り阻止の要員。 この店1番きちんとしていて礼儀正しく… 他に洗濯とか掃除とか出来てしまう男の子。 ジェラルフォート・シルバ-ストーン 乙男(オトメン)。 彼の役目。
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