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アイツが流した涙はまるでダイヤの様であり、
でも一粒の雫だった
僕はアイツを泣かせることしかできなかった
でも、アイツは只のクラスメイトって関係で
深い意味なんて無かったんだ
アイツが遠くに引っ越すと聞いた時、
僕の中から何かが音を立てて崩れた
僕は全てを捨ててでもアイツと一緒に居たかった
だけど、それはもう叶わないんだよな
最後にアイツを見送りに行った時、アイツはまた泣いていた
アイツは最初から最後まで泣いてるんだな
『僕はお前のコト好きだったんだよ、気付けよ、バカヤロー』
僕は車が去った何もない空間でその言葉を残した
僕の頬には涙が伝っていた。
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