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そこで不意に目を開けると、暗闇の中、確かに俺を見下げるように立っている人影が見えた。
でもちょっと待て…今何時だと思ってるんだよ?だいたい鍵はしめたから人が入れるはずないじゃないか。
そして気のせいだと思い、再び目を瞑る。
「気のせいではありませんよ」
!!!!!?
その声は確かに俺の頭上から聞こえた。
これはもしや…幽霊?なら目を開けてはいけない!開けたら見てはいけないものを見てしまう。
「幽霊でもありません」
声はそう言い、カチッカチッと場にそぐわない音をたてて部屋の明かりをつける。
目蓋をつくような鬱陶しい蛍光灯の明かりを無視することはできず、固く瞑った目蓋を開ける。
「おはようございます、いぇ、こんばんはが正しいでしょうか」
俺の頭上には銀髪のスーツ姿の青年が微笑を浮かべて立っていた。
「こんばんは…じゃなくて!誰だよお前!」
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