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「人が乗っているのか…?!いつ!どうやって竜宮島に来た!?」
竜宮島…?
それは何処だ…。
分からない…と言うより、何も思い出せないでいた。
「竜宮島…?それがここの名前か?」
「分からないで来たのか…?っ!いや!そんな事よりも今はっ!??」
空気が裂かれた音をたてたかと思えば、目の前にすべてを包み込むような、漆黒の球体が現れる。
本能的に彼はその球体から半歩身を引いて避けた。
正解だ。
爆発する訳でも無く球体は消え、その空間だけがえぐり取られたような傷痕を残している。
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