-序章-

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が、アクセルの… ソウルゲインの放った光弾は直撃しなかった。 光が着弾するはずだった瞬間にフェストゥムはフェードアウトするように消え去り、光弾が抜けた後にまたその姿を現した。 「っ、空間転移?!いや、違う…何なんだあれは!」 「読心能力だ…!お前の攻撃を知って回避された…。それに対抗するには、このファフナーで戦うしかない。そして、奴を倒すには、ペルソナと言う核を破壊する…!」 アクセルの攻撃を避けたフェストゥムの後ろにMk.XIはいた。 こちらに気付かないでいるフェストゥム目掛けて、Mk.XIは自らの装備であった大量のミサイルを発射する。 白煙が勢いよく直線を描き、真っ直ぐにフェストゥムの金色の身に鉄の塊を突き刺す。 刹那、爆音がけたたましく鳴り響き、無数の爆発がフェストゥムの身体に巻き起こった。 一頻り大きな火花を巡らされたフェストゥムは、徐々にそのシリコンの身体を削られ、ついには核に爆発を受け、巨大な金色の身体を霧散させた…。
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