悪魔がきたりて

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そうなんだ 腹痛ってやつは、ピーク性というかなんだか周期できますよね 授業終わったころ あれ?さっきまでの腹痛はウソのようじゃない? まるで晴天 が、大いなる罠であったわけであり 学校を出てすぐに、発作が 音にしたら キュイン パトランプもグリングリン回るわけで、脳内で が、振動を与えること走ることなんかもってのほか 今、このケツの筋力をちょっとでも緩めようモノなら あの悪魔がやってくる 急いでいるが早くもない早歩きで なんで、鳥肌が腕→ほっぺたの順に進行するんだ?なんて考えながら、家に着きそうになりました 脳内では、ドア→ランドセル放置→廊下→ベルトをゆるめる→ズボン脱ぎながら→トイレ 完全にシュミレーションできてました、A型だし策士孔明と言われる黒犬ですもの たった1つの誤算をのぞいては。。。 【家の鍵がいつもの場所にない】 兄が、銀行に努めていた兄が昼だから家に帰ってきて、鍵を家の中に入れたままいつものくせで中からドアに鍵かけてました ガンガンガンガン!開けて!お兄ちゃん開けて!ガンガン! おまえホタルの墓のせつこかよ!つうぐらいお兄ちゃんコールをしました が、時はすでに遅し 人類(黒犬)は、あの悪魔を喚びだすことを阻止できなかった… ブピュ そう産声をあげて、悪魔は俺のズボンのスソよりこの世に生を受けた 悪魔降臨を阻止できなかった悔しさか、恥ずかしさ すべてをひっくるめて 俺は、泣いた ガチャ 俺の異様なドアパンで、兄がびっくしたようにドアを開け遅すぎた援軍に辿り着いた この世に生を受けた悪魔がまずしたことは 優しかった兄に憑依し スソからうんこを出す俺を見て腹がちぎれんばかりに笑うことだった おお、神よ…
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