怨みの連鎖

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まだいける! もはや合言葉化した語句をはじめから連呼するたくろー まだいける!まだいける!まだいける!まだいける!まだいける!まだいける!まだいける!まだいける!まだいける!まだいける! 第三者の査定を出そう もう無理だろWW 顔面真っ赤でプルプルと震える手でプルプル首を振るI I もうあかん!もうあかん! たくろー まだいける!え!?離さんといて!離さんといて! I もうあかん!もうあかん! たくろー 離さんといて!離さんといて! カオスである たくろーの懇願する姿 Iのあきらかオーバーヒート気味の真っ赤な顔 生涯忘るることないだろう ドボン!! たくろーは、ドブにダイブした、顔面から 俺は、天も高らかに大笑いした こ ろ す !! そう言いながらドブからはい上がるたくろーの目線は筆者であった 俺は関係ないだろ、こいつだろ? と、Iを見ると もう米粒大の大きさになるほど遥か彼方に逃走していた ヤバイ死ぬ… 直感的にそう悟った俺は、走った ドブからはい上がるヘドロで黒い塊 千となんちゃらの神隠しかなんかに出てきた腐れ神かなんかのようにイメージできると思われるがそんなもんじゃない 怨みのみで形成された たたり神だ 光の速さで角を曲がると 『黒犬!黒犬!こっち』 人様の家の庭の壁から聞こえるIの声 素早く身を隠す ガッポガッポガッポガッポ と、とてつもなく気味の悪い足音をたてながら、たたり神が旋風のように走り去っていた、俺たちを追い掛け… なんで俺まで逃げたのか 仕方なくあんまりしゃべったことのないIと帰ることにしたが この帰路が決して容易ではなかった
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