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私立神酒川学院高校。
頭のいい者から悪い者まで、幅広い学力の生徒が通うその学校の敷地内。
その一角で、一人の少年が三人の先輩に囲まれていた。
三人の先輩はみな柄が悪く、ついでに頭も悪そうな面をしていた。
囲まれている少年………部活で遅い美月を待っていた澪司は、ため息をつく。
その目つきは鋭く、数で勝っている先輩たちも少し腰が引けている。
澪司は先輩の一人に視線を合わせると、呆れたように口を開いた。
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