お見舞い

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「あ、剣!」 「よう芳樹!お前風邪なんだってな?具合、どうだ?」 「うん、朝からずっと寝てたから今は大分楽になったよ。」 「おお、そうか。なら良かった。」 俺は芳樹が寝ているベッドに腰かける。 「剣が来てくれてうれしいよ!ありがとう!」 とても嬉しそうに笑った。 俺は少しドキドキしてしまった。 なんか今日の俺変だぞ…? 芳樹はヒョロヒョロで女の子のような顔立ちをしている。普段は眼鏡をかけているだが…今日はかけていない…。 「お前、眼鏡は?」 「あぁさっきまで横になってたから外してたんだ。」 あぁなるほど。でも… 芳樹は眼鏡をかけようと手を伸ばした。 「そのままでいい」 え?と不思議そうな顔を向け、伸ばした手を止める。 「そっちの方が、いい…ような気がする…」 何言ってんだ俺はーーーーーー! く、くそう…どうすれば…ちらっと芳樹を横目で見る。
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