出会い

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翌日…早朝から彼は 出勤して職場内の清掃を始めていた… こんなとこでよく仕事してましたね? 掃除機をかけながら… 私を見るでもなく床を見ながら、彼は言った。 あっ…私やりますから…すみません。毎日忙しくって 笑った私を 初めてゆっくりと見て そんなこと理由になりませんよ 片付かない所で仕事をやってる限り何も片付きませんよ 常識ですよ‼ 言い放った… 彼の攻撃は、和らぐことなく職員にも向けられた。 毎日…私と衝動した… アナタの責任ですよと。 彼の配属から二週間たったある日 携帯電話がなった… 彼だった。 もしもし…? 相変わらず残業好きだね(笑) 何でしょうか? 話しがある…出てこいよ。目の前に車で待ってるから… 有無を言わさず 携帯電話は切れた。 彼の言うとおり… 車を停車させ 彼は、私に片手をあげ 乗ってと合図した 御飯食べに行こう。 二人で飲みながら… 仲良くなるわけもなく 口論となり 疲れきっていた私は 彼に、怒鳴り罵声を浴びせ 店を出た… 後から…彼が追いかけ悪かったと謝り 抱きしめられた 次の瞬間 唇が 重なった 長いキスで 気づいてしまった 好きだったんだ… 妻子ある この人を。気づかないように してたんだ…私。 パシンと頬を平手打ちし 最低💢と叫んだ 彼との出会いから 二週間目の出来事だ
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