1.~別れ~

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  「はぁ…‥。」 朝。 目覚ましよりも早く起きるのが週間の私が、目覚ましが鳴ったのすら気付かないまま寝入っていた。 つまり寝坊したわけだ。   "‥今から行っても完璧間に合わないなぁー‥"   "…いいや。どうせ行きたくなかったし、今日は休んじゃおっかな? ‥うん。そうしよう。" 私はベットの脇に置いておいた携帯を手に取ると早速会社に電話をかけた。 外は快晴。 窓から下をのぞくと、公園を散歩しているお腹の大きな母親と5歳くらいの男の子が仲良く手を繋いでいるのが見えた。 "いいなぁ‥" 華美は素直にそう思った。 しばらくその親子を眺めながら、頭の中では昨日のことを思い出していた。  
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