大事な君

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ーーー…… 朝になりあたしは学校に行く用意をしていた。 今日悠護に会うのが怖い… 他の人に無理矢理でもキスをされたのがばれたら… その事ばかり考えながら階段を降りた。 兄『莉菜おはよう』 莉『おはよう…お兄ちゃん昨日ごめんね?』 兄『大丈夫だ。今日も彼氏に会いに行くのか?』 莉『………多分』 兄『じゃあ連絡しろよ?あと下まで彼氏に送ってもらえ』 莉『えっ?』 兄『昨日の奴がいたら困るだろ?』 莉『うん…じゃあもぉ行くね』 兄『いってらっしゃい』 莉『いってきます…』 お兄ちゃんに見送られ、あたしは玄関を出た。 莉『悠護に無理矢理キスされた時こんな風にならなかったのに…』 そぉだ… 悠護にキスされた時ただ最低って思ったのに… あの男はやだって… 怖いって思った… ポンッ! ビクッ!! 柚『おはよ☆びっくりした?』 肩を叩いたのは親友の柚希だった。 莉『柚希…おはよ』 柚『莉菜何かあったの…?』 莉『えっ…?何で…?』 柚『なんかビクついてるし、元気ないから…』 いつも柚希にはお見通しだった。
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