大事な君

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柚『えっ!?マジで!?』 莉『ちょ…柚希声でかいし!』 昨日の事を柚希に全て話した。 柚『ごめん!でもさ、大谷先輩に話した方がいぃよ!』 莉『……嫌われないかな?』 柚『大丈夫。大谷先輩はちゃんとわかってくれるから!』 莉『………わかった…話してみる…』 柚『莉菜…大丈夫だから泣きそうな顔したらダメだよ?』 莉『んっ…わかった』 柚希に励まされながらあたしは学校に着いた。 あたし達は進学希望で2年生になっても同じクラスだった。 朝のHRが終わって授業が始まっても… あたしの頭の中は昨日のキスの事ばかり。 柚希が言うように悠護はわかってくれる? やっと彼女になれたのに… 別れるなんてやだ… 柚希がそんなあたしの様子を見て先に動いてくれた事に気付かなかった…
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