2681人が本棚に入れています
本棚に追加
悠『………柚希ちゃん?』
携帯の画面には恭介の彼女の柚希ちゃんの名前が出ていた。
珍しいと思いながら電話に出た。
悠「はい、もしもし」
柚「大谷先輩お久しぶりです。柚希です」
悠「久しぶり。珍しいね。恭介と喧嘩でもしたの?」
柚「違います。莉菜の事で…」
………莉菜?
悠「莉菜がどぉしたの?」
柚「今日…莉菜から何を聞いても責めないでください」
…責めないで?
悠「……意味がわかんないけど?」
柚「莉菜から聞けばわかりますから」
柚希ちゃんがあまりにも真剣に言うから…
悠「わかった」
それしか言えなかった。
柚「じゃあ、また」
そぉ言うと柚希ちゃんは電話を切った。
悠『………まさかキスは本当の事なのか?』
俺の中でモヤモヤが広がる。
まさかな…
まさか莉菜が他の男とキスだなんて…
でも…
柚希ちゃんが莉菜を責めないでって言うのは…
やっぱりキスをしたから…?
俺の頭の中で莉菜の他の男とのキスの疑惑が、グルグルと回った。
最初のコメントを投稿しよう!