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まぁ相手がお願いしてきてるんだからなぁ……、キスするぐらいなら……。
俺は目の前の出来事を成り行きにまかせようと、思っていた。
いやいやいや!!相手が駄目だろ!
もし、俺がキスしたって事が琴音にバレてみろ!大惨事、間違い無しだッ!
そんな事を考えているうちに鈴音の顔は、ゆっくりと近づいてきていて、残り4センチ強となっていた。
『やっちまえよ』『断りなさい』って言葉が幾度どなく俺の脳裏を交差する。
いや、でも、しかし!女の子のお願いを断固として断るのは、男としてどうかと思うぞ。
ん~これは、自分への誕生日プレゼントだと思えば……いや、でも、しか━━━……
「んッ!!」
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