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「あっ……そうだった」
鈴音の後ろで琴音は小さくそう漏らしていた。
「別に俺がいなくても買い物くらい二人でできるだろ?」
「えぇ~……だって明日、誕「ちょっとお姉ちゃん!内緒だよって自分で言ってたじゃん!?」
鈴音が何かを言いかけた瞬間に琴音が後ろから両手で口を塞いだ。
「ん?どうした?」
「な、何でもない!それじゃ、ちゃんと手伝いしてきなよ!」
「あッ、ことちゃん~」
琴音はそう言うと、鈴音を連れて教室を出て行った。
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