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まぁそれは今度でいいか。
善は急げと言う事で、俺は毎日の日課みたいな感じになっている鈴音の部屋を経由する。
そして、階段を降りると何やら良い匂いがしてきた。
だからまず風呂より先にリビングへと向い、鈴音たちに顔を見せるついでに匂いの正体を確認する事にした。
「ただいま~」
「お帰りぃ。劉夜、遅かったね?」
最初に反応したのは鈴音だ。
鈴音と琴音はすでに夕食を食べている。
「おっ、今日はハンバーグですか」
ハンバーグの匂いって良いよな。食欲をそそるってか、嗅いだだけで腹が減ってくるような匂い。
だから俺はハンバーグが好きだ。
「アンタの帰りが遅いから先に食べちゃったわよ?」
「おう。別にいいよ、俺に合わせなくても」
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